こんにちは。
オークです。



ネットに公開されている論文(PDF)

榎本靖士ほか(2010)

を勝手に考察(≒妄想)します。

-----

Part2 下腿の前傾編の1

_20160326_061518~2


■はじめに■
 
前記論文より引用
Ⅲ.結果 
5. 走動作 
ケニア人選手では,接地から離地まで大腿の動作範囲が大きく,とくに支持期前半に下腿が大きく前傾し,その後大腿が大きくスウィングしている様子がわかる.とくに大腿が垂直になる姿勢では,その違いが顕著である.


引用部分を言い換えると
ケニア人選手は
・着地してすぐに、足首を深く曲げている。
・大腿を大きく動かしている。

ここでは、特に前者に着目して、
そのメリットについて考えます。

■走り方の確認■

めがね君からコメント欄に紹介いただいた動画
 
福岡国際マラソン 2015

4名の選手に着目します。

PM2 キムタイ ・キプリモ選手  21 マーティン・マサシ選手
61 佐々木 悟選手  25 川内 優輝選手
下腿前傾

大腿が垂直になった瞬間の下腿の角度だけ取り出したのがこちら。
前傾角度

ケニア人選手2名は前傾が大きく、
佐々木選手は前傾が小さいですが、

川内選手は、意外に前傾が大きいですね。
足の太さのせいか、そのように感じられませんが。

ケニア人選手とは上体の傾きが違うので、
ケニア人選手とも印象が異なります。


川内選手は、
論文に協力した日本人選手とも、
ケニア人選手とも
異なる走り方なのかもしれません。
これはこれで興味深いですが、
テーマから外れるので置いておきます。




ケニア人選手の下腿の傾きが大きい様子は確認できました。
下腿の傾きの大きさから得られるメリットについて考えていきます。


つづきます。



お読みいただきありがとうございます。

ランキングに参加しています。 
 
応援のクリックおねがいします。
   にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
にほんブログ村