こんにちは。
オークです。

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前の記事でこんなコメントしました
 1/4 倍速 スロー
No.1 で一位となったモーラ選手の着地を見ると、
足首が柔らかく、深く曲げられているようです。
ケニア人ランナーと同じようなテクニックを使っているのかもしれません。



これ、気になったので調べてみました。

手もとに生の映像素材があるので分析がはかどる (´▽`)
(どんどんディープになっていくwww)


ケニア人ランナーをマネしたい。Part2 下腿の前傾編の1

ケニア人選手では,接地から離地まで大腿の動作範囲が大きく,とくに支持期前半に下腿が大きく前傾し,その後大腿が大きくスウィングしている様子がわかる.とくに大腿が垂直になる姿勢では,その違いが顕著である.


1位の No.1 マリオ・モーラ選手と、
3位の No.35 
クリスティアン・ブルメンフェルト選手 を
分析に追加してみました。

なんで1位と3位なのか?
ランの前半でこの2人が一緒に走っているビデオ素材があるからです。


大腿が垂直になっている瞬間の画像を切り出して、
下腿の角度を確認します。 

他のメンバーは福岡国際マラソン2015の
PM2 キムタイ ・キプリモ選手  21 マーティン・マサシ選手
61 佐々木 悟選手  25 川内 優輝選手
下腿前傾

下腿の角度だけ取り出して重ねたのがこちら
下腿前傾角度比較

マリオ・モーラ選手の下腿前掲角度は大きく、
ケニア人ランナー2名の間に入っています。

クリスティアン・ブルメンフェルト選手は、
佐々木 悟選手(リオ五輪マラソン日本代表!)と同じくらいですね。



マリオ・モーラ選手の走り方に、
ケニア人ランナーの走り方と近いところがあることは確認できました。


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ケニア人ランナーをマネしたい。Part2 下腿の前傾編の1
でとりあげている論文

榎本靖士ほか(2010)
「ケニア人長距離選手の生理学的・バイオメカニクス的特徴の究明」 
の図を見て、
ケニア人ランナーの足首の使い方も気になっていたので、
続いて調べてみました。

手もとに生の映像素材があるので分析がはかどるはかどる(´▽`)(*゚▽゚*)
 
モーラ選手
No1接地

ブルメンフェルト選手
No35接地
モーラ選手のほうが、
下腿の前傾が大きいことに加えて、
かかとの浮き上がりも少なく、
足首が深く曲がっています。




前後の動きはどうなっているのか?
連続写真にしてみました
上に取り出した写真は、左から7コマ目にあたります。

1秒に60コマ、0.017秒間隔
接地比較

ブルメンフェルト選手は4~5コマ目からかかとが上がり始めています。
シューズの後ろの角度に注目すると、
もっと前から、かかとへの荷重は抜けているようにも見えますし、
足首が固まっているような印象も受けます。



モーラ選手は5コマ目までベッタリと接地していて、
6コマ目で荷重が抜け始め、
その後もかかとが上がるのが遅いです。
足首に力が入っておらず、やわらかに、曲がるに任せているように見えますね。



足首の使い方についてもケニア人ランナーと共通するところがあるようです。


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ケニア人ランナーの間では共通する走り方。

他にも同じ走り方のランナーはいるようですが、
トップランナー全員が取り入れている走り方でも無いようです。

ちなみに私はマネしようとしていいます。(興味ない?)


モーラ選手は、どういった経緯でこの走り方になったのでしょう?
興味深い。



お読みいただきありがとうございます。

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